私は中学生の頃、成績トップクラスを維持していました。
塾には通っていません。
ソフトテニス部に入っていました。
家では普通にゲームもしていました。
こう書くと、
「勉強が好きだったんですね」
と思われるかもしれません。
違います。
少なくとも、最初の理由はそんな立派なものではありませんでした。
私は、自分を守りたかったんです。
中学校に入るのが怖かったです
小学生の頃、少し嫌な経験がありました。
詳しい話はまた別の機会に書くかもしれません。
ただ、その出来事は中学校に入ってからも、私の中に残っていました。
「このままでは、いじめられるかもしれない」
本気でそう思っていました。
今の自分が振り返ると、
「そこまで考えなくてもよかったのでは」
と思う部分もあります。
でも、当時の自分にはわかりません。
子どもの世界は、学校がほぼすべてです。
毎日同じ場所に行きます。
同じ人と会います。
そこで自分の立場がどうなるのか。
当時の私には、大きな問題でした。
怖かったんです。
では、どうすればいいのか。
私は考えました。
自分を守るものが必要でした
ケンカが強いわけではありません。
人を笑わせるのが上手なわけでもありません。
クラスの中心に立つタイプでもありませんでした。
自分には何があるのか。
考えた結果、
「成績なら取れるかもしれない」
と思いました。
良い成績を取る。
誰よりも良い結果を出す。
そうすれば、少なくとも簡単には馬鹿にされないかもしれない。
当時の私は、そう考えました。
成績を「武器」にしようとしたんです。
いや、今考えると少し違うかもしれません。
武器というより「防具」ですね。
誰かを攻撃したいわけではありません。
自分を守りたかっただけです。
私にとって勉強は、きれいなものではありませんでした
「将来の夢のために勉強しましょう」
「学ぶことは楽しいです」
「努力は自分を裏切りません」
もちろん、そういう考え方もあると思います。
否定するつもりはありません。
でも、当時の私は違いました。
いじめられたくない。
自分の居場所を失いたくない。
そのために結果が必要でした。
かなり不純な動機ですよね。
でも、人が動く理由なんて、そんなものだと思っています。
いつも立派な理由があるわけではありません。
怖い。
悔しい。
逃げたい。
自由になりたい。
そういう感情から始まることもあります。
私の場合は、
「自分を守りたい」
でした。
ただ、勉強だけの生活も嫌でした
ここで一つ問題がありました。
成績は取りたい。
でも、勉強だけをする生活は嫌だったんです。
部活もしたい。
ゲームもしたい。
自分の時間も欲しい。
わがままですよね。
でも、本気でそう思っていました。
自分を守るために成績が必要なのに、そのせいで自分の時間が全部なくなる。
それでは、何のために自分を守っているのかわかりません。
だから私は、
「勉強時間を増やし続ける」
という選択をしませんでした。
もっと別の方法があるはずだと考えていました。
結果は必要。でも、時間も失いたくない
今振り返ると、ここが始まりだったと思います。
結果は欲しい。
でも、時間は失いたくない。
どちらかを諦めるのではなく、両方を取りたい。
そのために、私は勉強のやり方そのものを考えるようになりました。
当時は、特別な勉強法を作ろうと思っていたわけではありません。
教材を売ろうとも思っていません。
当然ですよね。
ただの中学生です。
必死に、自分の生活を守ろうとしていただけです。
その時に身についた考え方が、今の私の勉強に対する考え方の土台になっています。
今は、その考え方を「解答逆算型思考法」と呼んでいます。
子どもには、子どもなりの理由があります
子どもが勉強しない。
やる気がない。
もっと将来のことを考えてほしい。
親から見ると、そう思うこともあるでしょう。
でも、子どもは大人と同じ理由では動きません。
10年後のため。
将来の収入のため。
良い会社に入るため。
そんな話をされても、実感できない子は多いと思います。
私もそうでした。
私を動かしたのは、もっと目の前の問題でした。
「自分を守りたい」
それだけです。
だから私は、子どもの勉強を考える時に、
「なぜやらないのか」
だけを見るのは少し違うと思っています。
その子は、今何を守りたいのでしょうか。
何を失いたくないのでしょうか。
何なら欲しいと思えるのでしょうか。
そこを知らないまま、
「勉強しなさい」
と伝えても、届かないことがあります。
私自身がそうだったからです。
私が「時間は命」と考える原点
私は今、「時間は命」だと考えています。
勉強も。
仕事も。
AIも。
できるだけ無駄な遠回りを減らしたいと思っています。
でも、単純に効率が好きなわけではありません。
時間を奪われることが嫌なんです。
自分の人生を、自分で使えなくなることが嫌なんです。
中学生の頃の私は、成績を防具にして自分を守ろうとしました。
でも同時に、勉強に自分の時間を全部渡すこともしたくありませんでした。
結果も欲しい。
時間も守りたい。
その両方を諦めたくなかったんです。
解答逆算型思考法の話をする時、私はいつもこの頃のことを思い出します。
これは、成績自慢から生まれた方法ではありません。
自分の時間と、自分自身を守ろうとしたところから始まっています。
だから私は今も、
勉強に子どもの人生を奪わせたくないと思っています。
勉強時間を増やす前に、学び方を一度見直してみませんか?
私は、子どもの努力が足りないとは思っていません。
頑張っているのに結果が出ないなら、もっと頑張らせる前に、今の学び方を見直してほしいと思っています。
子どもの時間も、家族の時間も有限です。
私は公式LINEで、勉強時間を増やす前に家庭で考えてほしい「学び方の順番」についてお伝えしています。
「塾を増やす前に、家庭でできることを知りたい」
そう感じた方は、こちらから読んでみてください。
