子供の「うっせぇわ」にキレるな。反抗期はただの「OSアップデート中」の合図だ

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我が子が「宇宙人」に見える時

「おはよう」と言っても無視される。

何か聞けば「別に」「普通」しか返ってこない。

そして極めつけは、部屋のドアをバタン!と閉めて、「部屋に入ってくんな!」「うっせぇな!」の怒鳴り声。

「あんなに可愛かった子が、どうして……」 「私の育て方が間違っていたのかな……」

反抗期のお子さんを持つ親御さんは、毎日が戦場のような気分かもしれません。

何を言っても暖簾(のれん)に腕押し、あるいは火に油。

でも、安心してください。

お子さんは決して、あなたを嫌いになったわけでも、性格が歪んだわけでもありません。

ただ、脳内の「OS(オペレーティングシステム)」を、子供用から大人用へ、大規模アップデートしている最中 なのです。

今日は、反抗期という「バグだらけの期間」を、親が笑って乗り切るための「X線メガネ」の使い方をお話しします。

「キライ!」の裏にあるSOSを透視せよ

子供が

「学校行きたくない!」

「先生なんてキライ!」

「親なんてウザい!」

と叫んだ時。

多くの親御さんは、その言葉を 「具体(表面)」 のまま受け取ってしまいます。

  • 子供(具体): 「先生キライ!」

  • 親(具体で返す): 「何言ってるの! 先生はいい人でしょう! 失礼なこと言わないの!」

  • これでは、火に油を注ぐだけです。子供は「親は何もわかってくれない」と心を閉ざします。

ここで、以前の記事でも紹介した 「X線メガネ」 をかけてください。

子供のキツイ言葉の裏側にある「骨組み(本音・抽象)」を透視するのです。

  • 表面(具体): 「先生キライ! 学校行きたくない!」

  • X線で見た奥(抽象):

    • (勉強が難しくなってきて、ついていけるか不安だ)

    • (友達とうまくいかなくて、寂しい

    • (本当は甘えたいけど、素直に言えなくてイライラする)

そう、反抗的な態度の正体は、攻撃ではなく 「不安」や「甘え」の裏返し なのです。

大人の階段を登ろうとして、うまくいかずに転んで泣いている状態です。

正論はいらない。「そうか」だけでいい

X線メガネで「ああ、不安なんだな」と見えたら、あなたの返す言葉は変わるはずです。

  • × OSなしの反応: 「甘えるな! 学校に行きなさい!」(正論パンチ)

  • ○ OSありの反応: 「そっか、行きたくない気分なんだね。何か嫌なことでもあった?」(本音への寄り添い)

子供が感情的になっている時こそ、親は冷静にズームアウトしてください。

「売り言葉に買い言葉」で同じ土俵(地面)で戦ってはいけません。

あなたがエレベーターに乗って高いところから、「よしよし、今はアップデート中でエラーが出てるんだな」と見守ってあげる。

その余裕が、子供にとって一番の安全基地になります。

親の仕事は「魚」を与えることではない

そしてもう一つ、反抗期に親がやりがちなミスがあります。

それは、子供の将来を心配するあまり、「ああしなさい」「こうしなさい」と 「答え(魚)」 を無理やり与えようとすることです。

「いい高校に入らないと苦労するわよ」

「宿題はやったの?」

これは、子供に古い時代の地図(地面の具体)を押し付けているのと同じです

今の子供たちがこれから生きていく未来は、親の常識が通用しない世界です。

親が子供に残せる最高のプレゼントは、「魚(正解)」を与えることではありません。

答えのない荒波の中でも、自分で考えて生きていける 「釣り方(OS)」 を渡すことです

「うるさい!」と反抗するのは、「自分の力で釣ってみたいんだ!」という自立の叫びでもあります。

手出し口出しをしたくなっても、そこはグッと堪えて。

「失敗も経験のうち」と腹を括って、彼らが自分のOSで動き出すのを信じて待ちましょう。

まとめ:子育てのゴールは「親がいなくても平気」になること

子育ての最終ゴールは、親の言うことを聞く「いい子」にすることではありません。

親がいなくなった後も、子供が自分自身のOSで、人生というゲームを楽しみ続けられるようにすることです

反抗期は、そのための「最終テスト期間」です。

「うっせぇわ」と言われたら、「お、順調に自立プログラムが起動してるな」と心の中でガッツポーズをしてください。

嵐はいつか必ず過ぎ去ります。

その時、一回り大きくなったお子さんと、「あんな時期もあったね」と笑い合える日が必ず来ます。

かくいう私も、母に話しかけた時に、母がもう「一回言って?」と言ってきただけで、ちゃんと話を聞いてくれていないと勘違いして、不機嫌になったものです笑

それまでは、X線メガネを片手に、この理不尽で愛おしい「アップデート期間」を、親自身が楽しんでしまいましょう。

     
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