子どもが中学生になる。
部活が始まる。
塾に行く。
友達との予定も増える。
家族で出かける機会が、少しずつ減っていきます。
小学生の頃は、
「今度どこ行く?」
と聞けば、一緒に来てくれた。
でも、中学生になると違いますよね。
「部活ある」
「友達と約束した」
「家にいたい」
少しずつ、子どもの世界が広がっていきます。
それは成長です。
うれしいことだと思います。
でも、時々考えます。
家族で旅行に行ける回数は、あと何回あるのでしょうか。
ずっと一緒にいられると思ってしまいます
毎日、同じ家にいる。
朝になれば子どもがいる。
夕方になれば帰ってくる。
夕食を食べる。
たまに喧嘩する。
毎日続くと、それが当たり前になります。
来年も同じ。
その次の年も同じ。
何となく、そう思います。
でも、違いますよね。
中学1年生。
中学2年生。
中学3年生。
三年間です。
高校へ行く。
進学する。
就職する。
家を出る子もいます。
いつか、
「家族で旅行に行こう」
と言っても、
全員の予定が合わなくなる日が来ます。
頭ではわかっています。
でも、毎日の中では忘れます。
塾の予定は、家族の予定より先に決まります
夏休み。
家族でどこかに行きたい。
カレンダーを見る。
部活があります。
塾があります。
夏期講習があります。
模試があります。
「この週は無理だね」
「ここも塾だね」
予定を避けていく。
やっと空いている日を見つける。
一泊なら行けるかもしれない。
そんなこともありますよね。
もちろん、受験があります。
勉強も大切です。
必要な講習もあるでしょう。
全部やめればいいとは思っていません。
でも、少しだけ気になります。
なぜ塾の予定は「動かせないもの」で、
家族の予定は「空いていたら入れるもの」になるのでしょうか。
家族旅行は、余った時間でするものなのでしょうか
勉強。
塾。
部活。
宿題。
全部終わった。
予定も空いている。
では、旅行に行こう。
こうなりやすいですよね。
家族の時間は、最後です。
余った時間に入れます。
でも、本当にそれでいいのでしょうか。
私は、家族旅行が勉強より大切だと言い切りたいわけではありません。
比べるものでもないと思っています。
ただ、
家族で過ごす時間も、先に守っていいと思うんです。
勉強は後から取り戻せることがあります。
知らないことは、また学べます。
問題は、また解けます。
でも、
13歳の子どもと行く旅行は、その年しかありません。
14歳の子どもと歩く道も、一度きりです。
同じ場所へ10年後に行っても、
同じ旅行にはなりません。
写真を見ると、時間が戻らないことがわかります
昔の写真を見ることがあります。
子どもが小さい。
今とは顔が違います。
着ている服も違います。
一緒に写っている自分も若いです。
その時は、普通の日だったと思います。
「今日は大切な一日だから、絶対に覚えておこう」
なんて考えていません。
でも、後から見るとわかります。
もう戻れない時間です。
私は「時間は命」だと考えています。
少し強い言葉ですよね。
でも、時間というのは本当に戻りません。
お金は、また稼げるかもしれません。
勉強は、また学べるかもしれません。
でも、今日の子どもには二度と会えません。
明日は、一日大きくなっています。
塾代を旅行に使えたら、何が残るでしょうか
以前の記事で、塾代の話を書きました。
月に1万円。
一年で12万円です。
そのお金で何ができるでしょうか。
家族で旅行に行けるかもしれません。
少し遠くへ行けるかもしれません。
普段は泊まらない場所に泊まれるかもしれません。
私は、
「塾をやめて全部旅行に使いましょう」
と言いたいわけではありません。
必要な塾なら行けばいいです。
でも、
成績が伸びない。
だから塾を増やす。
また伸びない。
講習を増やす。
そうして、お金も時間も勉強に集まっていく。
その前に、一度だけ考えてほしいんです。
そのお金と時間を使って、
家族は何を失っているのでしょうか。
旅行で偏差値は上がらないかもしれません
旅行に行く。
テストの点数が10点上がる。
そんな保証はありません。
通知表も変わらないでしょう。
偏差値にも出ないかもしれません。
だから、教育という話になると弱く見えます。
塾はわかりやすいです。
勉強します。
テスト対策をします。
受験に備えます。
旅行は遊びです。
でも、本当にただの遊びでしょうか。
初めて見る景色。
知らない土地。
食べたことのないもの。
電車を乗り継ぐ。
道に迷う。
ホテルに泊まる。
家族で話す。
喧嘩することもあります。
疲れます。
全部含めて経験です。
私は、そういう経験を軽く見たくありません。
子どもの人生は、成績表だけで作られるわけではないからです。
私は、子どもに「何を見たか」を残してほしいです
大人になると、学生時代の記憶は少しずつ薄くなります。
テストで何点取ったか。
私はほとんど覚えていません。
何月のテストで、数学が何点だったのか。
思い出せません。
でも、覚えている景色があります。
友達と過ごした時間。
部活。
ゲーム。
悔しかったこと。
怖かったこと。
自分を守ろうと必死だったこと。
人は、点数だけを持って大人になるわけではありません。
経験を持って大人になります。
だから私は、
子どもに勉強の時間だけを渡したくありません。
いろいろなものを見てほしいです。
失敗もしてほしいです。
好きなものを見つけてほしいです。
家族で笑った記憶も残ってほしいです。
親のほうが、後から寂しくなるのかもしれません
子どもは成長します。
自分の世界を作ります。
親と旅行に行かなくなる。
それでいいと思います。
ずっと親と一緒では困りますよね……。
でも、たぶん後から寂しくなるのは親です。
あの時、もっと話せばよかった。
もう少し一緒に出かければよかった。
仕事ばかりしていた。
勉強の話ばかりしていた。
私は、そんな後悔をできるだけ減らしたいです。
子どもの成績が心配になる。
わかります。
未来を考えているからです。
でも、未来ばかり見ている間に、
今の子どもとの時間が終わってしまうことがあります。
少し怖いですよね。
勉強は、家族の時間を奪うためにあるのではありません
私は勉強を大切だと思っています。
自分自身、成績に守られた経験があります。
勉強したことで得たものもあります。
だから勉強を否定しません。
でも、
勉強の目的は何でしょうか。
私は、人生を少し良くするためだと思っています。
選択肢を増やす。
知らないことを知る。
自分で考えられるようになる。
未来を広げる。
そのための勉強です。
それなのに、
家族で食事をする時間がなくなる。
旅行にも行けない。
子どもは疲れている。
親も教育費で苦しい。
毎日勉強のことで喧嘩する。
何かが違うと思うんです。
勉強のために人生を削る。
私は、その順番を変えたいです。
あと何回、一緒に行けるでしょうか
今年の夏。
来年の春。
次の冬。
家族で旅行に行ける機会があります。
全部行く必要はありません。
豪華な旅行でなくてもいいです。
近くでもいいと思っています。
日帰りでもいいです。
ただ、
「いつでも行ける」
と思わないほうがいいです。
子どもは大きくなります。
予定が増えます。
家族から離れていきます。
それが成長です。
だからこそ、
今、一緒にいられる時間を大切にしたいです。
塾をもう一日増やす前に。
夏期講習を追加する前に。
休日を全部勉強で埋める前に。
一度だけ考えてみてください。
中学生の子どもと旅行に行ける回数は、
あと何回あるでしょうか。
私は、勉強の遠回りを減らしたいです。
理由は単純です。
取り戻した時間で、
人生を生きてほしいからです。
子どもにも。
親にも。
家族にも。
勉強に使わなかった一日が、
後から大切な一日になることもあります。
私は、その一日を守りたいと思っています。
勉強時間を増やす前に、学び方を一度見直してみませんか?
私は、勉強を減らすこと自体を目的にはしていません。
必要な結果を目指しながら、必要以上の遠回りを減らし、子どもと家族の時間を取り戻したいと思っています。
勉強に使う時間も。
家族で過ごす時間も。
どちらも一度きりです。
私は公式LINEで、勉強時間を増やす前に家庭で考えてほしい「学び方の順番」についてお伝えしています。
「子どもの予定が塾と勉強ばかりになっている」
「家族の時間も大切にしたい。でも成績も心配」
そう感じている方は、こちらから読んでみてください。

