中学生の子どもが家で勉強しない。本当にやる気の問題でしょうか

マインド

学校から帰ってくる。

カバンを置く。

スマートフォンを見る。

ゲームをする。

動画を見る。

夕食を食べる。

まだ勉強しない。

気づけば夜です。

「今日、勉強しないの?」

聞きますよね。

すると、

「あとでやる」

と言う。

でも、やらない。

親としては心配になります。

「この子は、やる気がないのかな」

そう考えるのも自然だと思います。

でも私は、

勉強しない姿を見て、すぐに「やる気の問題」と決めたくありません。

本当に、やる気だけの問題でしょうか。

大人でも「何をすればいいかわからないこと」は後回しにします

少し勉強から離れて考えてみます。

役所から難しい書類が届く。

よくわからない。

説明を読んでも面倒そう。

どうしますか?

「よし、今すぐやろう」

となる人もいるでしょう。

でも私は、少し置いておきたくなります……。

机の端に置く。

明日やろうと思う。

明日になる。

まだやらない。

期限が近づく。

ようやく焦る。

ありますよね。

では、やる気がないのでしょうか。

そうとも限りません。

面倒。

何をすればいいかわからない。

間違えたくない。

時間がかかりそう。

いろいろな理由があります。

人は、

「次に何をすればいいのかわからないこと」

を後回しにしやすいと思っています。

子どもの勉強も、同じことがあるのではないでしょうか。

「勉強しなさい」は、かなり大きな言葉です

「勉強しなさい」

よく使う言葉ですよね。

でも、考えてみるとかなり曖昧です。

何をするのでしょうか。

数学でしょうか。

英語でしょうか。

宿題でしょうか。

テスト勉強でしょうか。

問題集でしょうか。

暗記でしょうか。

何分やるのでしょうか。

どこまでやるのでしょうか。

何ができれば終わりなのでしょうか。

大人が、

「仕事してください」

とだけ言われたら困りますよね。

何の仕事なのか。

期限はいつなのか。

何を完成させるのか。

わからない。

それでは動きにくいです。

でも子どもには、

「勉強しなさい」

と言います。

子どもの頭の中では、

「何からやればいいんだろう」

となっているかもしれません。

やらないのではなく、始められないことがあります

勉強机に座る。

問題集を開く。

よくわからない。

前に習ったところも忘れている。

どこから戻ればいいのかわからない。

宿題もある。

テストも近い。

塾の課題もある。

やることが多い。

さて、何から始めますか?

大人でも迷いますよね。

そして、迷っている間にスマートフォンを見る。

動画を一本見る。

ゲームを始める。

親から見ると、

「また遊んでいる」

です。

でも本人は、

最初から「今日は絶対に勉強しない」と決めていたのでしょうか。

私は、そうではない子もいると思っています。

何をすればいいかわからない。

考えるのが嫌になる。

目の前にゲームがある。

そちらへ行く。

かなり自然な流れです。

私は子どもの「やる気」をあまり信用していません

少し変な言い方ですよね。

でも私は、

やる気が出たら勉強する。

やる気がないから勉強できない。

この考え方だけでは苦しいと思っています。

大人も同じだからです。

毎日やる気に満ちていますか?

私は違います。

仕事をしたくない日もあります。

何もしたくない日もあります。

それでも仕事をする日があります。

逆に、

「今日はやるぞ」

と思ったのに、全然進まない日もあります。

やる気は安定しません。

今日はある。

明日はない。

人の気分なんて変わります。

そんなものに勉強を全部任せるのは、かなり不安定だと思っています。

「やる気を出させる方法」を探し続けなくてもいいです

子どもが勉強しない。

やる気を出させたい。

そこで、

声かけを変える。

褒める。

ご褒美を用意する。

目標を書かせる。

将来の話をする。

いろいろ試します。

うまくいくこともあるでしょう。

でも、ずっと親がやる気を作り続けるのでしょうか。

今日は褒める。

明日は励ます。

次はご褒美。

テスト前は叱る。

親も疲れますよね。

私は、

「どうすればやる気を出してくれるのか」

だけを考えなくてもいいと思っています。

問題は、別の場所にあるかもしれません。

私にも、やる気があったわけではありません

私は中学生の頃、成績トップクラスを争っていました。

でも、

「勉強が楽しくて仕方がない」

という子ではありませんでした。

何度も書いていますが、ゲームもしたかったです。

部活もしたかったです。

できるなら、自分の時間を増やしたかったです。

それでも成績は必要でした。

自分を守るためです。

だから勉強しました。

ここだけ聞くと、

「目的があったから、やる気が出たんですね」

と思うかもしれません。

でも、毎日熱い気持ちで机に向かっていたわけではありません。

普通に面倒でした。

遊びたい日もありました。

だから私は、

やる気に頼りたくなかったんだと思います。

気合いを出す。

我慢する。

長時間頑張る。

それを毎日続ける自信はありませんでした。

今思えば、だから勉強そのものについて考えたのでしょうね。

子どもを「やる気がない子」にしないでほしいです

一度、

「この子はやる気がない」

と思い始めると、全部そう見えることがあります。

ゲームをしている。

やっぱりやる気がない。

寝ている。

やっぱりやる気がない。

テストの点数が悪い。

本人の努力不足。

親も苦しくなります。

子どもも、

「自分は勉強が嫌い」

「自分は続けられない」

「どうせできない」

と思い始めるかもしれません。

私は、そこまで早く決めなくていいと思っています。

勉強したくないのではないかもしれません。

何をすればいいかわからないのかもしれません。

頑張っても結果が出なかった経験があるのかもしれません。

やることが多すぎるのかもしれません。

疲れているのかもしれません。

今のやり方では、始めにくいだけかもしれません。

「やる気」という言葉だけでは見えないことがあります。

親が毎日エンジンをかけなくてもいい状態を作りたいです

私は、

子どもが勉強する気になるまで、親が毎日働きかけ続ける。

そんな状態にはしたくありません。

今日は励ます。

明日は褒める。

次はご褒美を用意する。

親がずっと子どもの「やる気」を作り続けるのは大変です。

私は、やる気を強く持たせることよりも、

やる気だけに頼らなくても前へ進める状態を考えたいです。

親も忙しいです。

毎日、子どもの気持ちを盛り上げ続けるなんて大変です。

子ども自身も、

誰かに言われないと動けない状態では苦しいと思います。

私は、

親が毎日「勉強しなさい」と言わなくてもいい。

子どもが「今日は何をすればいいんだろう」と長く止まらなくていい。

そんな家庭学習を考えています。

やる気を増やすことより、

やる気だけに頼らなくても進める状態を作る。

私は、そちらのほうが大切だと思っています。

家で勉強しない姿だけを見て、決めないでください

子どもが今日もゲームをしている。

机に向かわない。

心配になりますよね。

言いたくなると思います。

でも、一度だけ立ち止まってみてください。

本当にやる気がないのでしょうか。

それとも、

今の勉強では前に進みにくい何かがあるのでしょうか。

子どもを責める前に。

勉強時間を増やす前に。

塾を増やす前に。

一度、学び方そのものを見てもいいと思っています。

私は、子どもの根性を鍛えたいわけではありません。

勉強を好きにさせたいわけでもありません。

必要な時に、自分で前へ進める。

そして、終わったら自分の時間に戻る。

そんな状態を作りたいです。

時間は命です。

「やる気が出るのを待つ時間」も。

「勉強しなさい」と親子で揉める時間も。

できるだけ減らしていいと思っています。

勉強時間を増やす前に、学び方を一度見直してみませんか?

私は、家で勉強しない子どもを見て、すぐに「やる気がない」と決めなくてもいいと思っています。

今の学び方では、前に進みにくいだけかもしれません。

私は公式LINEで、勉強時間を増やす前に家庭で考えてほしい「学び方の順番」についてお伝えしています。

「何度言っても勉強しない」

「やる気を出させることに疲れた」

そう感じている方は、こちらから読んでみてください。

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