あなたは今、何かを失ったような気持ちでいるかもしれません。
健康、自信、時間、大切な人、あるいは未来への希望。
そんなあなたに、私は伝えたいことがあります。
これは、21歳ですべてを失った私が、42歳の今、過去の自分に向けて書く手紙です。
もしあなたが今、苦しみの中にいるなら、少しだけ時間をください。
この先には、あなたが思っているよりも、ずっと大きな「何か」が待っているかもしれません。
「よくそんなに指が動くね」と言われた、あの頃
21歳より前の私は、ギターが大好きでした。
友人に「よくそんなに動くね」と言われるくらい、よく指を動かせていました。
テニスも、ゲームも、勉強も。
すべてを「効率化」して、好きなことに没頭する時間を作る。
それが、私の生き方でした。
でも、21歳のある日、すべてが止まりました。
不眠をきっかけに心身のバランスを崩し、長期の闘病生活へ。
大量の薬の副作用で、退院時には自分の名前すら満足に書けず、階段も一人で降りられないほど、身体機能が低下していました。
そして、大好きだったギターを手に取ったとき──
手が、震えていました。
かつては無意識に動いていた指が、もう思い通りに動かない。
コードを押さえようとしても、力が入らない。
ピックを持つだけで、手が震える。
その瞬間、私は理解しました。
「ああ、失ったんだ」と。
失ったものより、大きなものを手に入れた
あれから21年が経ちました。
今、私はまたギターを弾いています。
完全に元通りではありません。
微かな震えは今も残っています。
でも、震える手でも、音は鳴ります。
そして、私は気づいたのです。
失ったものより、ずっと大きなものを手に入れたと。
健常者が無意識でできることを、私はすべて「分解」し、「言語化」し、「仕組み化」することで、実行してきました。
震える手でどうやってギターを弾くか?
集中力が続かない脳で、どうやって練習に励むか?
鈍った思考で、どうやってプログラミングを学習するか?
その過程で、私は一つの能力を手に入れました。
「天才が感覚でやっていることを、誰にでもできるマニュアルにする翻訳能力」。
もし、あの日病気にならなければ、私はこの能力を手に入れることはなかったかもしれません。
もし、手が震えなければ、私は「分解」の技術を学ぶこともなかった。
かつてできたことでさえも、今の自分にはできない。
だから、必死で分解して、言語化して、再現性を高めました。
失ったものは、確かに大きかった。
でも、その代わりに手に入れたものは、もっと大きかったのです。
日々の積み重ねが、人生を作る
震える手で、ギターを弾く。
最初は、コードを一つ押さえるだけで精一杯。
でも、毎日少しずつ、指を動かし続けました。
ある日、ふと気づいたんです。
「あれ、少し弾けるようになってる」と。
幾分か、かつての動きに近づいたとき──
私は、嬉しくなりました。
人生は、そういう日々の積み重ねでできています。
目標が大きくて、なかなか辿り着けないと悩んでいるあなたへ。
日々の積み重ねこそが、すべてです。
未来に達成したいゴールを描いてください。
そして、それに向けての一歩となる「今」を、大事に味わってください。
今日、コードを一つ押さえられたなら、それで十分です。
今日、一行コードが書けたなら、それで十分です。
今日、一歩歩けたなら、それで十分です。
その「今」の積み重ねが、あなたを未来へ連れて行きます。
効率化は、「遊ぶ」ため
私のプロフィールを読んでくださった方は、私を「効率化の鬼」だと思っているかもしれません。
確かに、私は21年間、あらゆることを「仕組み化」し、最短ルートを見つけることに執着してきました。
でも、なぜそこまでして時間を生み出すのか?
その答えは、シンプルです。
「遊ぶため」。
効率化を目指すというのは、もっと働くためではありません。
自分で自由にできる時間を増やすためです。
これは、私が学生の頃、勉強を効率化して、自分の好きなテニスやゲームを楽しんだことからもわかるかと思います。
授業に集中し、テスト期間だけ「逆算」で勉強する。
そうやって生まれた時間は、すべて「遊び」に使いました。
障害を持ってからも、それは変わりません。
むしろ、時間の価値はもっと重くなりました。
だから私は、仕組み化によって無駄な時間を削り、最短ルートでやるべきことを終わらせる。
そうして生まれた時間を、私は「生きる」ことに使いたいのです。
コーヒーをゆっくり飲む時間。
ギターを弾く時間。
大切な人と笑い合う時間。
何も考えずに、ただ空を見上げる時間。
それが、私にとっての「人生」です。
だから、もしあなたが効率化を学んだなら──
遊びに使ってください。
「ありがとう」は、奇跡へのサイン
「ありがとう」という言葉は、漢字で書くと「有難い」と書きます。
つまり、「有ることが難しい」。
奇跡のようなものだから、感謝の気持ちを表すのです。
奇跡なんて言うと、大袈裟に聞こえるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
日々のありふれた景色。
今、自分が生きていること。
大事な人がそばにいること。
美味しいものが食べられること。
家で寝られること。
そんな当たり前のようなことも、本当はすごい偶然が重なって成り立っています。
自分という人間が、この世の中で、無事に過ごせること。
それは、当たり前ではありません。
いろんな人が、この世界でいろんな仕事をしてくれているからこそ、今自分はここで「普通」に生きられている。
電気が点くのも、水が出るのも、食べ物が手に入るのも、すべて誰かの努力の結果です。
そして、あなたが今、ここで息をしていること。
それだけで、世界はあなたに「いていいよ」と言っています。
「すごい偶然が重なって、今ここにいるんだな」
「せっかくだから、味わってみようかな」
そう思えたとき、ただ過ぎていく時間が、あなただけの「特別な時間」に変わります。
あなたも、負けないでほしい
私は今、過去の自分に伝えたいことがあります。
「その苦難は、乗り越えられる」と。
自分を信じて、周りの助けも素直に受け取って、前を向いて生きていけば──
失ったものより大きなものを、必ず手に入れられる。
だから、負けるな、と。
この手紙は、21歳の私に向けて書いています。
でも同時に、今苦しみの中にいる「あなた」にも向けて書いています。
もしあなたが今、何かを失ったような気持ちでいるなら。
もしあなたが今、社会の中で生きづらさを感じているなら。
もしあなたが今、未来が見えなくて不安なら。
私は、あなたのお役に立てるかもしれません。
私が21年かけて手に入れた「攻略法」を、あなたは数時間の「ショートカット」として受け取ることができます。
効率化により、時間も生まれるかもしれません。
そして、その時間を、あなたは「遊び」に使ってほしい。
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人生は、積み重ねです。
未来のゴールを描いて、今日の一歩を味わう。
それだけで、あなたは前に進んでいます。
震える手でも、ギターは弾けます。
失ったものより、大きなものを手に入れることができます。
だから、負けないでください。
もし、次の一歩を踏み出したいなら
この記事を読んで、少しでも心が軽くなったなら、それで十分です。
今日できる小さなことを一つ、やってみてください。
それが、あなたの人生を変える「最初の一歩」になります。
そして、もし──
「もっと具体的に、どうやって乗り越えればいいか知りたい」
「効率化の技術を、自分も使ってみたい」
「同じように苦しんだ人の、リアルな知恵を聞きたい」
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和泉