勉強が苦手な子ほど、勉強時間を増やしていないでしょうか

勉強

数学が苦手。

では、数学をもっと勉強する。

英語が苦手。

では、英語の勉強時間を増やす。

テストの点数が低い。

では、勉強時間を増やす。

自然な考え方ですよね。

できないなら、たくさんやる。

苦手なら、人より頑張る。

私も、この考え方が全部間違っているとは思いません。

練習量が必要なこともあります。

覚えるには繰り返しが必要です。

でも、一つ気になることがあります。

勉強が苦手な子ほど、

「もっと長く勉強するしかない」

という状態になっていないでしょうか。

苦手だから、時間がかかります

数学が得意な子。

問題を見る。

解く。

終わる。

30分です。

数学が苦手な子。

問題を見る。

わからない。

考える。

少し進む。

また止まる。

気づけば2時間です。

同じ宿題でも、使う時間が違います。

では、苦手な子に何と言うでしょうか。

「もっと勉強したほうがいい」

と言うことがありますよね。

でも、その子はすでに時間を使っています。

得意な子より長く机に向かっているかもしれません。

それでも、

苦手だからもっとやる。

さらに時間が増えます。

私は、ここで少し立ち止まりたくなります。

できない子ほど、人生の時間を多く払うのでしょうか

少し極端な言い方をします。

勉強が得意な子は、早く終わる。

自由時間ができます。

ゲームをする。

部活をする。

友達と遊ぶ。

勉強が苦手な子は、終わらない。

宿題に時間がかかる。

塾へ行く。

追加の問題集をする。

夜まで勉強する。

苦手だから、さらに勉強時間を増やす。

何か変だと思いませんか。

苦手な子ほど、

勉強のために人生の時間を多く使う。

しかも、結果が出るとは限りません。

本人も苦しいと思います。

「できないから、もっとやらないといけない」

毎日そう感じます。

私は、この状態を当たり前にしたくありません。

「人よりできないなら、人よりやれ」はわかりやすいです

スポーツでも言われます。

人より練習する。

誰より努力する。

量をこなす。

それで結果が出ることもあります。

だから、

勉強が苦手なら、人より勉強する。

という考え方もわかります。

でも私は、

量を増やす前に考えることがあると思っています。

今のやり方で時間を増やして、本当に変わるのでしょうか。

1時間やって変わらない。

では、2時間。

2時間やって変わらない。

では、3時間。

どこまで増やすのでしょうか。

一日は24時間しかありません。

学校もあります。

睡眠も必要です。

食事もします。

部活もあります。

時間には限界があります。

だから、

「もっとやる」

だけでは、いつか詰まります。

苦手な子は、もう十分頑張っているかもしれません

家で2時間勉強する。

塾にも行く。

宿題もする。

それでも点数が伸びない。

親としては焦ります。

「もっと集中したほうがいい」

「本気でやっているの?」

そう思うこともあるでしょう。

でも私は、

その子はもう十分頑張っているかもしれないと思っています。

結果が見えないだけです。

大人でもそうですよね。

毎日残業する。

仕事は終わらない。

上司から、

「もっと頑張って」

と言われる。

苦しいですよね。

「もう頑張っている」

と思います。

子どもも同じかもしれません。

長い時間を使っている。

でも結果が出ない。

そこでさらに、

「もっとやりなさい」

と言われる。

勉強が嫌になるのも不思議ではありません。

時間を増やすと、苦手意識まで強くなることがあります

数学が苦手。

毎日長い時間、数学をする。

わからない。

進まない。

疲れる。

また次の日も数学です。

どう感じるでしょうか。

「数学、楽しい」

となる子は少ないと思います。

「自分は数学ができない」

という気持ちが強くなるかもしれません。

時間を使った。

でもできない。

また時間を使う。

やっぱりできない。

この経験が積み重なる。

すると、

数学を見るだけで嫌になる。

英語の教科書を開くだけで面倒になる。

勉強机に座ること自体が嫌になる。

本人のやる気だけの問題でしょうか。

私は違うと思っています。

結果につながらない時間を、何度も経験している。

それなら、始めたくなくなるのも自然です。

私は「苦手なら長くやる」という考え方が怖いです

以前の記事で書きました。

私は、遠回りが嫌いです。

時間を取られることが嫌いです。

中学生の頃も、

成績は必要でした。

でも、勉強だけの生活は嫌でした。

ゲームもしたい。

部活もしたい。

自分の時間が欲しい。

だから、

「できないなら、できるまで何時間でもやる」

という考え方は、自分には合いませんでした。

毎日強いやる気を持てるわけでもありません。

根性にも自信がありません。

長時間勉強を続ける自信もありませんでした。

だから考えるしかなかったんです。

今のままでいいのか。

本当に時間を増やすしかないのか。

別の見方はないのか。

当時は、そんな立派な言葉では考えていません。

もっと単純です。

「早く終わらせたい」

でした。

でも、今振り返ると、

その感覚が自分の学び方を作ったのだと思っています。

勉強が得意な子だけが、自由時間を持てるのは嫌です

勉強が得意。

早く終わる。

遊べる。

勉強が苦手。

時間がかかる。

さらに勉強する。

遊べない。

私は、この構図が嫌です。

苦手な子ほど、

友達との時間を失う。

ゲームをする時間を失う。

家族と食事をする時間を失う。

好きなことに挑戦する時間を失う。

それで、

「将来のためだから我慢しなさい」

と言われる。

少し苦しいですよね。

もちろん、苦手なことに向き合う時間は必要です。

逃げ続ければいいとは思っていません。

でも、

苦手であることへの罰のように、

子どもの自由時間を奪いたくありません。

問題は、本当に勉強時間の不足でしょうか

1時間勉強しても伸びない。

では、2時間。

それでも伸びない。

では、塾。

それでも伸びない。

では、個別指導。

さらに講習。

こうして時間とお金を増やしていく。

私は、何かを増やす前に考えたいです。

本当に足りないものは時間でしょうか。

もし違うなら、

時間を増やしても同じことが続きます。

子どもはさらに疲れます。

親も不安になります。

塾代も増えます。

家庭の空気も悪くなるかもしれません。

それでも最後に、

「この子は勉強が苦手だから仕方ない」

となる。

私は、その前に立ち止まりたいです。

苦手な子ほど、学び方を見直してほしいです

勉強が得意な子は、

多少遠回りしても進めることがあります。

理解が早い。

覚えるのも早い。

だから、今のやり方でも結果が出る。

でも、苦手な子は違います。

少しの遠回りが大きな時間になります。

一つ止まる。

次も止まる。

気づけば一時間です。

だから私は、

苦手な子にこそ、

「もっと頑張ろう」

だけではなく、

今の学び方そのものを一度見てほしいと思っています。

子どもを責めるためではありません。

むしろ逆です。

これ以上、同じ場所で苦しませないためです。

長く勉強できることを、目標にしなくてもいいです

毎日3時間勉強できる。

立派です。

集中力があります。

でも、全員がそこを目指す必要はないと思っています。

私は、

必要な時に必要なことへ向き合える。

そして終わったら、自分の時間へ戻れる。

そんな状態がいいです。

勉強は、長く耐える競技ではありません。

子どもの我慢強さを競うものでもありません。

学ぶためにあります。

未来の選択肢を広げるためにあります。

それなのに、

苦手な子ほど勉強に時間を奪われている。

私は、そこを変えたいです。

時間は命です。

できないから、もっと時間を渡す。

まだできないから、さらに渡す。

その前に、一度だけ立ち止まってください。

本当に必要なのは、

勉強時間を増やすことでしょうか。

子どもはもう、

十分長い時間、頑張っているかもしれません。

勉強時間を増やす前に、学び方を一度見直してみませんか?

私は、勉強が苦手な子ほど長時間勉強すべきだとは思っていません。

頑張っているのに結果が出にくいなら、さらに時間を増やす前に、今の学び方を一度見直してほしいです。

問題は子どもの才能や根性ではなく、学び方の流れにあるかもしれません。

私は公式LINEで、勉強時間を増やす前に家庭で考えてほしい「学び方の順番」についてお伝えしています。

「うちの子は人より勉強に時間がかかる」

「これ以上、勉強時間を増やしていいのかわからない」

そう感じている方は、こちらから読んでみてください。

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